ダイヤモンドが一番硬い石だとして、それをハンマーでブッ叩いて確かめた人っているのか?
今回は石をも割ると言われるエリステが本当に石を割れるのか?実験してみたいと思います。
鍛造ペグ、エリステ
エリステといえばキャンプ好きの方にはおなじみ、エリッゼステークというペグのこと。
テントに最初から付いている焼串みたいなペグでは固い地面だとすぐに曲がってしまいますよね。
ところがどっこいエリステは違います。エリステならどんな固い地面でも打ち込むことができ、実際僕も使っているのでエリステの素晴らしさはよーく分かっています。
でーすーがー!気になるんです。
ネットのレビューとか口コミとかを見ていると「地面の中に石があっても割って刺さっていきました!」みたいなことが書いてある……。
そんなわけあるかい!と
そんなら掘り出して割れた石を見たんかい!と思ってしまいます。そうメンドクサイ奴なんです、僕は。
公式のYoutubeにも石を割る動画があります。確かに石を割っていますが、これって柔らかい石なのでは?っていうかゴツゴツしてて岩じゃない?
言ってみれば鉄の棒のエリステ。本当に硬い石が割れるのか?これはやってみないとわからん!ということで実験です。レッツステーク!
割られる物たち
前置きが長くなってしまいましたが、今回エリステの実験に使われるのは瓦、コンクリート片、小さい石と大きい石の4つを実験してみようと思います。
どれも畑の土の中から出てきた物なので、キャンプ場の地面に埋まっていてもおかしくありませんよね。
使うのはエリステと普通のハンマー。エリステは2.3回使ったもの、ハンマーの重さは400gぐらいでした。まあよくあるハンマーと同じですね。こいつでブッ叩いていきます。
それではお待ちかね!レッツステーク!
瓦は楽勝
一回強めに叩いただけで瓦は真っ二つになりました。まあまあ瓦はもろいですから他のペグでも割れるでしょうよ。
「エリステさんキレましたか?」
「キレちゃいないよ」
ってやり取りが聞こえてきそうなエリステさんの余裕ぶり。
コンクリートも割れる!
コンクリート片も何度か叩いたら割ることができました。
ちょっとづつ削って食い込んでいくと、あるところで一気に割れる感じですね。コンクリートって案外もろいんですよー。ここまでは想定内。
小さい石も割れるぞ!
意外と言ったらエリステさんに失礼かもしれません、小さい石なら割ることができました。コンクリート片と同じく、ちょっとづつ削ってから割る感じです。
これなら石を割ったというレビューも納得だな。ウン。
次はラスボス、大きい石です。
大きい石はどうだ!?
うーむ、大きい石は割れませんでした。河原に転がっているような丸い石は硬く、エリステが全然入っていきません。何度叩いても表面に傷をつけただけでした。
それならば!! アレを出すしかないっ!
ハンマーコネクト……!ドゥプシー
光になれぇぇぇーー!
ならない!
もっと重たいゴルディオンハンマー(前回直したやつね→https://siz0310-2.hatenablog.com/entry/2020/07/21/123823)で思いっきり叩いても割れません。石って固いんだな。
しかも叩きすぎて
エリステの先がつぶれてしまいました。試しに他の石にもチャレンジしましたが、割れず。やっぱり石を割るのは難しいのでは?
まとめ
今回実験してみた結果、エリステで大きいは割れませんでした。かといって「公式の動画は間違っています!」と言いたいわけではありません。石によって硬さは違うし、割れる石もあるはずです(小さい石なら割れた)。
ということで実験の結果としては
・エリステは割れる石と割れない石がある
・エリステの刺した先の石が割れるかどうかは分からない
となるでしょうか?ちょっと無責任な結論になってしまいます。
ここでキャンプに行った時のことを考えてみると…。
テントやタープの設営でエリステを使うとして、エリステの先にあるのが今回割ることができたような柔らかいものなら割っていくだろうし、押しのけて進んでいくこともできるでしょう。
もし大きく硬い石にぶつかったらそれ以上進めないことはあり得ます。その時は別の場所にペグダウンすればいいだけの話です。
エリステは石を割れるのか?ということを知りたいがためにこんな記事を書いてきました。ここまでやっておいてなんですけども
エリステは石を割る道具じゃないですよ!
エリステは地面に刺すペグです。しかも頑丈でめっちゃおすすめです。
興味のある方だけ石を割ってみるとその頑丈さが実感できますが、おすすめしませんよ。