前回は失敗ばかりで「何がしたいんだコラ!」って読み味の記事になってしまいました。今回は完成編、父上のスマートキーケースの制作手順を追っていきたいと思います。
革絞り
革絞りって絞るというより伸ばすという感じでしょうか?
革は水に濡らすと形を変え伸びますが、縮みはしませんね。革絞りは周囲から伸ばしていって形を合わせていくのかな?ということが分かってきました。
まずは隅を固定しておきまして、ちょっとづつ伸ばして行きます。これもっと大きい板に大きい革で余裕を持ってやったほうが楽だしキレイにできるかと思います。革をケチるのは悪いクセだ。
形ができてきたらクリップで固定しました。カーブの部分は小さいクリップがいいとツイッターでアドバイス頂いたのでやってみます(写真ありませんが)
組み立て
立体成型できましたら、組み立てた後ではできないことを先にやっておきましょう。スマートキーのボタンを押す穴を開けておきます。彫刻刀を軽く叩いて抜いてみました、結構使えますね彫刻刀。
前回作った型紙から切り出して、先に金具を付けておきます。これも試作をして分かったこと。おっとコバも仕上げておきましょう。
立体成型の立ち上がり際を塗っていきます。
縫えましたら、やすりで形を整えてコバを仕上げましょう。
うーん、曲線って難しいな。手作り感をバシバシに感じる仕上がりとなりました。
染色はしませんのでニートフットオイルからのワックスにて仕上げたいと思います。のこぎりケースの時(シルキーポケットボーイのレザーケースを自作する②~完成編~ - 田舎ぐらしのコジマッティ)と同じですね。
写真はオイルを塗ってから干してる姿が面白かったの図。
ワックスを塗ってひたすら父への感謝を込めて(プロレスを観ながら)磨けば…
完成!
手作り感ありすぎるな…。
まとめ
完成しました!
— コジマッティ (@inakagurashinok) October 7, 2020
スマートキーケース、小さいキーケース、ベルトループの3点セットにて父にプレゼントしようと思います。
心を込めて作りましたが、まだまだIWGPは遠いな!#レザークラフト #スマートキーケース pic.twitter.com/7LF43jUVdF
息子のビッとした所を見せられたんでしょうか?
意図したスマートキーケースのピッタリ感は出せましたが、全体の完成度がまだまだですね。
今回の反省点は3つ(もっとあるけど)
・曲線をきちんと裁断すること
・革をケチらないこと
・ホックが思ったより浮いてしまったこと
※革がずれてしまったところは直して渡しました。
良い子のみんな!材料はケチるんじゃないぞ!クラフトおじさんとの約束な!(戒め)