「ねぇねぇ、気軽に持ち出せるサコッシュ作ってくれない?」
君がサコッシュをおねだりしてきたから七月六日はサコッシュ記念日。
今回はレザークラフトにてサコッシュを作る話、前編はパーツの準備までです。
っていうかサコッシュって何?
恐怖!無料のオーダーメイド
アパレル関係(=クリーニング屋)でバイトした経験があるものの『サコッシュ』というものの定義と言うか一般形が分からない。
我が妻、S子ちゃんの要望をまとめると
・気軽に持ち出せるサコッシュが欲しい
・スマホと財布とプラスアルファが入る容量
・型掛け、ちょうどいい長さ
・口はバネホックではなくマグネットホックで
・色はなんでもいい
・材料費は使うなよ!
そういうバッグなら以前にプレゼントしましたよね?全然使ってないじゃないですか。そういえばプレゼントのお返しもまだだよね?材料費ゼロなんて無理やからね?これはオーダーメイドになるけど手間賃はいただけるんでしょうか?
かっしこまりましたーよろこんでー。
「気軽に持ち出せるサコッシュ作ってーただし材料費は使うなよ!」
— コジマッティ (@inakagurashinok) January 10, 2021
奥様は無理難題をおっしゃる。
まず、サコッシュとは何か?紙でお伺いを立ててみます。#レザークラフト #サコッシュ pic.twitter.com/fX3tQkp0aO
材料としては床革があるのでそれを使いつつ、細かいパーツは端切れ。金具は買うしかないよね。あと染料はあるものを使ってなんとかなるかな!
イメージとしては
こちらのサコッシュを参考にさせていただきます。作り方も動画をみれば非常に分かりやすいのでおすすめです。あと開発秘話もめちゃ面白いのでご一読あれ(→サコッシュ開発秘話)
パーツの準備
準備するパーツはですね
・本体
・開口部内側
・ベロ
・Dカン止め
・肩ひも
これだけ、まぁFEDECAさんの丸パクリと言われても反論できませぬ。
ではそれぞれどうやって作ったか見ていきましょう。ご一緒に失敗した点もどうぞー。
本体
本体は紙の模型から長さを出して縦48cm横27cmの床革を切り出します。型紙なんぞないので大きい物差しと三角定規を駆使しました。これを袋状に縫って裏返し(袋返し)て本体としましょう。
組み立てたら磨けなくなるコバをトコノールにて処理しておきましたら、表にはみ出てシミに!床革はちょっとでもつくとシミになるのですね、気を付けないとかなりシビア。今回は隠れてしまうのでヨシッ!
開口部内側
開口部の補強&見返しのために革をあてます(FEDECAさんのパクリ)。一応赤茶に染色しまして、マグネットホックを先に取り付けておきましょう。
「先輩先輩、ここずれてますよ?」
— コジマッティ (@inakagurashinok) January 13, 2021
「いやいや~同じ大きさのパーツのセンターでマグネットホック合わせてあるんやで?
そんなことないやろ~
ってホンマや!🤣」#レザークラフト #マグネットホック pic.twitter.com/1gf0qpXERn
あとホック裏の補強も忘れてます…。
うん、トラブルでばかりで飽きないですよね。果たして仕上がりにどう影響するのか?そもそもの寸法が適当なのでどうなるのかは次回を楽しみにしておいてくださいね。
ベロ・Dカン止め
開口部で引っ張るためのベロはこんな感じ。もう後戻りはできんぞ、巻き方を忘れちまったからな何かの曲面に合わせて切りましたが、それが何か思い出せないので再現できません。
実はローパスバチックの橙で染めてます。もっと鮮やかな色のイメージでしたがいまひとつ、薄い色の方が染色は難しいのか?
Dカン止めは開口部の端切れで作りました。書くことなし。
肩ひも
この長さの端切れはないので買ってきまして、まずはトコ処理。そしてコバのヘリを落としてコバにもトコノール。
そして両サイドのナスカンを取り付けます。あとは尾錠を付けて穴を開けて完成。長ーいベルトみたいな形ですぅ。長さは現物合わせ、というか本人合わせ。
まとめ
さてさて部品の出そろったサコッシュ。
あとは組み立てとなるのですが、もうね。失敗だらけなんですよ。次回は失敗しながらサコッシュを形にする話を書きますね。あんまり期待しないで
追記:完成しました!
最後にお詫び
こんなブログを毎回読んでくださっている酔狂な方は「あれ?腕時計のベルトは?」とお思いかもしれません。今回は予定を変更しました。
腕時計の革バンド完成しました!
— コジマッティ (@inakagurashinok) January 8, 2021
自分用なので穴は潔く1個!ってやってみたかったんですよね
色違いも作ろう、ヨシッ!#レザークラフト #腕時計 #革バンド pic.twitter.com/aLBCwvo7cb
というより腕時計の制作写真を撮り忘れましたッ!ベルト二号を作った暁には記事にしますのでお待ちくださいませ。