『レーシングポニーがないなら膝を使えばいいじゃない』
かのマリー・アントワネットは言ったとか(言ってない)
レザークラフトの手縫いで対象物を挟み、両手を空けることで手縫いが捗る道具。それがレーシングポニーッ!
まあ後でええわと買わずに膝ポニーしてたらもう限界です。膝と腰が
ということで今回はレーシングポニーを簡単自作する話です。
今回のミソ
レーシングポニーってね、革を挟みたいわけですよ。そのためには材料の厚さをビタっと合わせなければ挟めないし、革が傷つかないような形でないといけません…。
そうや!2×4使えばええんや!
ということでこんな感じに作ります。
材料はSPF材の1×4と2×4。2×4は柱として使い、挟む部分は1×4。1×4二枚分の厚さで柱2×4とビタビタに合うことになります。これが今回のミソ。削ったり材料の厚さを調整しなくてもいんだ!
いきなり完成ドン!
組み立ての工程は飛ばして完成したものがこちら!(斬新なスタイル)
・挟む部分を2×4柱に固定しつつ、2×4の長さで高さを調整。
・蝶番で開くようになっているのと、クランプで挟む強さを調整&固定。
とりあえず挟む機能が欲しいのであればこれだけでも簡単に作れますよー。
材料費は端材を使ったので木材だけで300円いかないぐらい。あと蝶番とクランプ合わせても千円ぐらいでしょうか。
後だしで作り方
材料の切り出し&下ごしらえ
では作り方を振り返っていきます。(斬新なスタイル②)
挟む部分は先を細く、三角形のような形にしたいので1×4をななめ45°に切ります。切ったところで重ねれば角度が揃うはずなんですが、我がのこぎり精度は泣けるほど粗いので、合わないところは鋸やすりで調整です。
ちなみに鋸やすりとは
これです。僕はこれがないと木工できません!めっちゃ重宝しています。
ちょっと削ったり、面取りしたりとにかく使えるヤツです。
蝶番の取り付け
蝶番は片側に取り付けます。
1×4をいいところで切ってビス止め。まーこれが失敗したんですわ。蝶番のための下穴を開けてビスを打ちますが、これが結構シビア。
僕のアラララァ粗くて粗い作業精度では失敗して一度切り詰めてます。良い子のみんなは慎重に作業してネ☆!
ちょいと一工夫
その①
あぁ~無駄な作業たまんねぇ~
座る部分を丸くしました。レーシングポニーって上に座って使いますので股が痛くないように。角をカンナを使ってちょっとづつ削る、カンナを使って一番時間を掛けた部分です。
その②
挟む部分は厚さ1㎜ぐらいの床革を貼り付けておきました。これで挟む革に優しくなれるはず。革がやさしさに包まれるはず。
おーっと!コジマ選手、ここでレザークラフトで培った技術爆発!白ボンドを薄く塗って貼り付け、釘で止めてあります。
組み立てて完成ッ!
あとはビスで組み立てるので難しくありません。挟む部分の先は合わせておかないと使いにくそうです。柱の2×4はいい感じの長さ(自分の体形に合わせ)にして、座る部分にビス止め。
うむ、いいな!
まとめ
なぜレーシングポニーを作ったか?それは
どんなレーシングポニーが欲しいか探るため
今回は作り方に寸法など書きませんでした。それは端材と自分に合わせて現物合わせで作ったからです。
このレーシングポニーを使ってみて
・レーシングポニーとはどんなものか
・どんなサイズが使いやすいか
・どんな機能が欲しいか
を自分なりに見つけていこうと思いますよー。また使った感想はまとめようと思っています。