レザークラフトで写真立てを作りました。
こういう自分で何かを作るときって完成をイメージして、ああしてーこうしてーこれもしたいな!でもこの工程は先にやらないとって考えて手順をイメージしますよね。
今回はですね、写真立ての作り方を逆再生すれば作り方を考えている方の参考になるのでは?という思いつきからやってみます!
完成形
まずは完成したものをどうぞ
大体イメージ通りにできたと思います。ポイントは
・芯材を入れて自立&ぷっくりさせる
・足をつけて自立する
・写真は隙間に挟む(実際は卓上カレンダーなので一年分挟めるように)
こんなところですね。
早速逆再生いきましょう!
コバ仕上げ
最後の仕上げはコバ仕上げです。詳しい内容は前の記事をどうぞ。
四角い形なのでやるのは楽で、組み立てた後に外周を磨いただけです。組み立ててからだとできないコバもありますのでそこは事前にやっておきましょう。
これから出てくるよ~チャンネルはそのまま!
縫い合わせ
縫い合わせはいつもどおりネジ捻でガイド線をひいて菱目打ちでマーキング、菱ギリで貫通させ縫い合わせという手順です。
厚い部分が大変でした。
穴が垂直に空いていないと縫い目がガッタガタです。
ところでぽっこりさせた部分は立ち上がり際を縫いたいところですよね。
そこで!縁から3mmを縫うとちょうどよくなるように計算しています。そうです!私がやりました!
余分を切る
コバの面はビシッと合わせて仕上げたい、そのためにわざと余分を残しておいて張り合わせた後にまとめて切ります。これでほとんど面が揃い、後が楽になりますよね。
その前に写真を支えるコの字型のパーツを貼り付けておきます。これで写真立ての形ができました。組み手の手順はこれから!
貼り合わせ
床革で芯材を作り、表の革をかぶせています。
ぽっこりさせるために5mm内側になるように貼り付けています。
なぜ5㎜かというと
写真を支える部分とステッチの位置を合わせたいために
また表に張り合わせる革は0.8㎜でしたので、外周から3㎜の位置で縫えるように5㎜小さくしています。ついでにぽっこりさせるのもやってみたかったのです!
※芯材は切り出し方を間違えて外周を端切れで埋めていますよ。拡大しちゃダメ!
え?芯材にしている床革では柔らかいだろうって?あなた鋭いわね!CIAにスカウトしたいぐらいだわ
床革は柔らかいので事前に硬化剤を塗っておきました。モルダー、これも実験なのよ
押さえつけてズレないように芯材は白ボンド、表の革はスリーダインで貼っています。
写真受けはサイズの違うコの字型の部品を張り合わせて写真が止まるようになっています。この時点でコバを磨いておきましょう。
革漉き加工
ここから下準備です。
ぽっこりさせるため革の外周を薄くしています。
かぶせる革が薄いほどはっきり段差がでますよね。革が厚いとボヤっとしたぽっこり感になります、この辺は好みだし、いろいろできるように経験をもっと積まないとなーと思っています。
漉き機が欲しい!けどないので革包丁でやりました。
脚の取り付け
逆再生してきたらほとんど原形がなくなってきました。
組み立てで最初に取り付けたのは脚です。先に縫い付けておかないと表に縫い目が出てしまうので。
脚のぽっこり感も本体と同じ作り方ですよ。
切り出し
型紙に合わせて切り出します。
四角いパーツが多いので割と楽だし、立ちクリップを使うことで精度よくできるようになったと思います。※個人の感想です。
まとめ
逆再生してきました。イメージしていただけたでしょうか?
ここまでさかのぼってくるとやっぱり型紙がいまひとつだなー
・芯材の形を失敗
・写真受けはコの字型でなくてよかった
このあたりを修正していこうと思います。
逆再生して作り方を説明するつもりが、修正点の振り返りになってしまったような?これも大事ですよね!では!