今回は財布でよくあるカード入れのパーツを
簡単、正確に作るべく治具を活用した話です。
治具とかジグとかJIGとか書きますが
この記事では『治具』と漢字で書いていきますね。
治具のwikiも面白いので合わせてどうぞ
財布のパーツでよくあるカード入れの部分。
段々にカード入れが重なっていますよね。
これを作るには最初に一番上の段を貼り付けます。
このように、いきなりど真ん中へ置くわけです
これを狙った位置に貼り付けるのが難しいのです。
心眼で見るのじゃ……ここだ!セイヤーッ!
ってできる達人だったらいいのですが、ただのへたくそなのです僕は。
さらにカード入れの部分に余裕を持たせておいて、貼り付けてから余分を切る。
という手順の場合さらに難しい。現物合わせすらできないよ!バーニィ
そこで治具です。
簡単に厚紙で作っていきましょう。
簡単に治具を作る
①ずらす寸法の切り出し
ここが一番大事
負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じぬくことぐらい大事
例えば
カード一段目を12㎜下げたいとしたら。12㎜幅に厚紙を切り出します。
三角定規など駆使して幅12㎜で平行に切り出します。
ノギスも使ってきちんと切り出せたか確認しましょう。
私の腕前による誤差のせいで平行に切り出すのは難しいです、時間をかけてしつこく正確にね!
②貼り合わせ
治具といっても簡単です。
厚紙をずらして貼るだけ。ちょうど電話のリダイヤルのマークみたいに。
で、ずらす幅を正確にするために12㎜の厚紙を挟みます。
分かりやすいように切り出した12㎜幅は斜線をいれました。
ねっ?大事でしょ?
12㎜幅が基準となるのよ。ここがずれると後が全部ずれるのよ。
なにかまっすぐな定規なんかに当てて貼り合わせ。
貼り付けはノリでもいいし、僕は両面テープではりました。
これで治具は完成です。勝ったな。
治具を使ってカード段を貼る
①一段目を貼る
治具を使うといっても簡単。
カード土台パーツにひっかけて一段目のパーツを合わせるだけ。
裏からみるとこんな感じ
治具が平行であること、土台パーツの直線が出せていることが条件になるかと思います。
できていれば合わせるだけで一段目の位置が決まるッ!
スタープラチナがなくても正確な作業ができるゾォォォ!
②二段目以降を貼る
二段目以降も同じように治具をひっかければ同じ感覚で平行に貼り付けられますね。
もし一段目と二段目以降の幅が違うなら別の治具を作っておきます。
これでカード入れが段々に貼り付けできました。
作業は簡単ですね。
そのためのネルフ治具です。
まとめ
そしてできたものがこちら
二つ折り札入れができました。
カード入れが多いので、段張り治具が八面六臂の大活躍でござったよ。
ちなみにさんた屋さんの型紙を使いました。
型紙だけでなく素晴らしい商品の数々、ぜひともご覧あれ。
ここからは駄文だからホラ急いで!
今回作った治具が治具と呼んでいいものか
大したモノじゃございやせんがあなたの参考になれば幸いです。
連続クラフト小説~じぐどんどん~
語り「それは小さいころから治具作りの好きな女性のものがたり…」
いつも話をややこしくする兄「コジ子ぉ!カード段がきれいに貼れないさぁ!」
美少女コジ子「にーにー、治具を作ったらいいさぁー」
とどーいーてぇー
上のほうではサクッとカード入れ作ったような口ぶりで書いてしまいました。
本当は
今朝は捻をやってました。曲線むずかsi~
— コジマ (@inakagurashinok) July 27, 2022
おっと難しすぎて僕の中のメヒカーノが出てしまいました pic.twitter.com/UGdW4ZfPzg
パーツの厚みの調整とか捻入れとか曲線のカットだとか
ぐらい苦戦しています。
カッコつけちゃってスマンかった。
治具は貼り付けの作業が楽になるよってだけですよ。
よければやってみてくださいね。では!