革包丁を研ぎますよ!
今回は刃先の角度をより鋭角に研ぎ直して、バシバシの切れ味を手に入れたいと思います。
前回サポーターを作ったのは、このためだったのさ!(ナ、ナンダッテェーー‼)
今回の作戦
憧れの革包丁を買いはしたものの、いまひとつ切れないというのが気になっていました。切った時の抵抗が大きくないか?
で、角度計を買ってきて測ってみましたら25°ぐらいある…。うーんこれでは切れないよな!(革漉もうまくいきません)
これはちゃんと研ぎ直すしかあるまいな!
キッタナイ図で恐縮です、黄色い部分を削って鋭角になるように研ぐ作戦です。
できるかな?下手すると革包丁がパーになるけど、根気と勇気とダイヤモンド砥石があればできるさ!たぶん。
鋭角に研ぐ!
自作しました研ぎサポーターを取り付けますと
刃先がちょっと浮いているのが分かるでしょうか?
一応サポーターは狙った角度(今回は17°)になるように位置を計算して取り付けてあります。角度を一定に研ぐことができれば、刃先までピタッと砥石に当たるようになるはず。逆にそうなれば狙った角度に研げているはず。
恐る恐るダイヤモンド砥石でゴリゴリしてみたら…おぉ、削れてるぞ…。
削ったしのぎ面が平面になっているかも要チェックや!いけそうなのでこのままいってみましょう。
ここからは地味地味な作業。
同じ角度を保ちつつ、ひたすら削っていきます。
こーんな感じで朝早くから研いでます。
— コジマ (@inakagurashinok) March 26, 2021
家族が山姥の夢を見てないか心配。 pic.twitter.com/3QqEe9YQJ4
かれこれ3時間はやったでしょうか、やっとこさ刃先に到達。
なんとか鋭角に研ぎ直すことができました。
で、刃先まで研げるとカエリが出てきます。あとは普段の研ぎと同じように裏も研いで、仕上げ砥石で研いで、革砥に当てたら完成です。
肝心の切れ味はというと・・・
ヤダ!全然違う!
まとめ
ろくに刃物を研いだこともない僕ですが、今回の研ぎ直しはうまくいったかと思います。学んだことは
・治具はいいぞ
・ダイヤモンド砥石はいいぞ
自作ながら研ぎサポーターを準備しておいて本当に良かった。あとダイヤモンド砥石、これがなかったらできなかったでしょう。
平面が保たれるダイヤモンド砥石に対して、サポーターで同じ角度を保って研ぐとこができました。
でもね
電動工具とかもっと荒い砥石があったらもっと楽だったでしょう。もっと時間短縮できたはずなので、これからやってみようという方はこの辺りも検討されることをおすすめします。
今回はこんなやりかたでなんとかなりましたよってぐらいに読んでおいて下さいね。
革包丁の切れ味がレザークラフトの腕前に繋がるようにもっと精進しないと!
革包丁研ぎサポーターを作った話はこちらです